グダンスク、モトワヴァ運河≪Stara Motlawa≫

グダンスクは、交易で栄えた町で、昔はお金持ちの商人たちが競って立派な屋敷を建てたのだそうです。
現在見られる旧歴史地区の建物は、第2次世界大戦後にロシアによって破壊されたあと、町の人々が力を合わせて再建したものです。
今回の旅で出会った、琥珀工房のオーナー・デザイナーのマリアは、彼女のお父さんも、戦後一軒の建物(の残骸)を買い取り、個人の財産を投じて街作りに貢献したと話してくれました。現在は、マリアとご主人がこの建物を引き継ぎ、大切に使っています。お父さんのことを、とても誇りに思っていると話してくれました。


写真は、モトワヴァ運河沿いの街並みです。グダンスクは、バルト海に面した町で、大きな港を持っていたので、ヨーロッパのあちこちから、品物が運ばれてきました。
奥の方に見える、こげ茶色の建物は、「木造クレーン」Zurawです。ポーランド語ではジュラフといいますが、鶴のこと。英語でもクレーンは鶴のことですね。
グダンスクの町は、昔から交易が盛んでした。このクレーンを使って、荷物の積み下ろしをしていたんでしょうか?

クレーンの上部が、水の上に突き出して見えますね。ここに荷物を引き揚げたのでしょう。当時の動力は、何と!!人力だったそうですよ。

この周辺には、レンガでできた建物がたくさんあります。マリアが教えてくれた話では、船はオランダからレンガを満載してグダンスクに来たそうです。空っぽでは海の上でバランスをとれないからです。グダンスクに着いた船は、レンガを下ろし、穀物を積み込みます。
オランダ産のレンガは質がよく、当時のお金持ちの商人たちはこぞってオランダ産レンガの邸宅を建てたとか。それで、グダンスクにはレンガの建物がたくさんあるのです。

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こちらも、遊びに来てくださいね。
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