クラクフ民族博物館へ♪

Museum Etnograficzne (The Ethnographic Museum)クラクフにある民族博物館へ行ってきました。


3階まであるのですが、まず1階はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれ異なる地方の家屋のインテリアを紹介する展示でした。どのお部屋もすてき!かわいらしいペイとが施されたお部屋や、山の地方らしくがっちりした木製の家具に素朴な彫刻が施されたお部屋、それから昔の学校の様子を再現したお部屋など、いずれも興味深いものばかりでした。
ひとつの部屋の中にキッチンがあり、食事する場所があり、ベッドがあり、お祈りする場所があり・・・。このひとつの部屋をいろいろな用途で使いながら、何人もの家族が一緒にすごしたのだそうです。


2階への階段を上ると、まず目に入るのはずらりと並んだ民族衣装です。何十体ものマネキンが並んでいて、各地方の民族衣装が展示されています。もちろん手作りの刺繍やレース編みなどの細かな細工がとてもすばらしくて美しいものばかりでした。
私が個人的に好きだったのは、カラフルな切り絵で有名なウォビッツの衣装と、明日行く予定になっているペインティングの村ザリピエの衣装でした。
ウォビッツの衣装は、花模様の刺繍がとても美しく、エプロンの下から見えるスカートも2段になっていてそれぞれにまた美しい花の刺繍が!それに、展示してあったお人形さんは細かな花柄のタイツみたいなものをはいていて、とてもかわいかったのです。
ザリピエの衣装は、赤と黒しか使用しないのだそうです。このシンプルさが素敵でした♪赤いエプロンや赤い刺繍のスカーフ(と呼んでいいのかわかりませんが)がとってもきれいでした。
そのほかにも、民族衣装と一緒に身に着けるジュエリーや
帽子など、小物もいろいろ展示されていて、時間を忘れて見入ってしまいました。


3階には宗教的な絵画や彫刻などの展示がありました。


ほかにも、民具の展示も豊富で、農作業に使用する道具、毛織物やリネンの織物を糸を紡ぐところから布に仕上げるまでの道具、蜂蜜を採取する道具、バターやチーズなどの乳製品を作る道具などなど…、昔の生活をそうぞうさせるいろいろな展示がありました。


1階のミュージアムショップで、クラクフの民族衣装や民芸品にかんする本をどっさり買い込み、あまりの重さによろよろになりながらパスでホテルに帰りました。。。行きは元気に歩いていったのですが、重さに耐えられず…。


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この日は、昨日ばったり出会った友人のアンナに夕食に招待されていたので、車でアンナの家に。ママが作ってくれたジュレックは、どのレストランで食べたものとも違っていました。まさに、家庭の数だけジュレックの種類はあるのですね。野菜がいろいろ入っていてクラクフ名物のソーセージとゆで卵の入った、やさしい酸味のスープでした。メインの料理が出てきたときには結構おなかいっぱいに。ママが「チカはこの味があまり好きではないんだね。」なんていうので、がんばっていただきました。本当においしかったんです。でも、いっぱいありすぎるんです〜。


このアンナは、ボビンレース作家さんでもあります。アンナのレースも少し買わせていただきました。こんな細かい作業、私には到底無理です。

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実は、アンナの家にいるときに、アンナの友人からなにやら電話が。楽しそうに話していたと思ったら、「ちか、今からディスコに行くことになったから、一緒に行こう。」などと言うではありませんか。こんなおばさんになってから、ナイトクラビングにデビューする羽目になるとは!ディスコなんていうところには行きたくないし、仕事もあるからホテルへ帰るといったのですが。
アンナは私のことはほったらかしで急におしゃれし始め、急に化粧が濃くなり、いいにおいまでさせて大はしゃぎ。独身、結婚願望おおありのアンナですから、張り切っています。
レースの作品を見せてくれて写真を撮らせてくれるんじゃなかったの?ときいても、「またこんどね」と。


あきらめました。買いたいレースだけは選ばせてもらって今日のお仕事は終了。


結局、待ち合わせていたカフェでおしゃべりしているうちに帰る時間になり、ディスコには行かずにすみました。ほっ。


おやすみなさい〜。
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